目次

SYNCROOMを使用する前に

1. 推奨環境

SYNCROOMで快適なセッションを行うには、一定の環境要件を満たす必要があります。ご利用の際は、以下の機材・環境をご準備ください。

  • SYNCROOMが使用できるデバイス(対応OSの端末)
  • オーディオインターフェース(Windowsの場合、ASIOドライバ対応のもの)
  • 光回線などのブロードバンド環境(有線接続)

2. 通信環境について

  • ① SYNCROOMでは、単純に通信速度が速い(1秒あたりに大容量の通信が出来る)というだけではなく、より細かい時間単位で安定して通信できることが重要です。
  • ② 同じプロバイダ、同じサービスで契約しても、ご利用の地域や時間帯によっても通信状況は異なるため、「回線はこうすれば良い」と定義することは難しいです。回線が混雑している場合に、ルームへの接続が出来なかったり、遅延が大きくなるということは起こり得ます。
  • ③ SYNCROOMの音声通信ではサーバーを経由せず、ユーザーの端末同士が直接接続してやりとりしています(P2P接続)。相手側の回線状況によっても、音声通信に影響が出る可能性はあります。
  • ④ 無線接続だと通信が不安定になることが多く、遅延がより大きくなりますので、セッションを成立させるためには有線で接続して下さい
    有線接続でも、ケーブルが古い規格だとスピードが出ないことがあるのでご注意ください。
  • ⑤ 「IPv4 over IPv6」のサービスをご利用の場合、サービスの特性によって相手との接続に影響が出る可能性があります。FAQ『「IPv4 over IPv6」のサービスで使用できますか。』も参照してください。

SYNCROOMのインストール方法

1. ダウンロードする

こちらのページから、お使いのPCに対応したファイルをダウンロードしてください。

2. インストールする

2-1. Windowsの場合

ここではWindows 10の画面を使用して説明します。(OSやブラウザのバージョン違いでウィンドウの形等が異なることがあります。)

まずはダウンロードしたファイルを展開してください。次に展開することで生成されたmsiファイルをダブルクリックするとインストールが始まります。

『次へ』をクリックします。
(既にSYNCROOMがインストールされている場合は、修復または削除の選択が出ます。)

SYNCROOMを利用する国・地域の使用許諾契約をお読みください。
同意いただける場合には、『同意する』を選択し、『次へ』をクリックします。

インストールするフォルダを変更したい場合はフォルダ位置を変更してください。
『次へ』をクリックします。

インストールの種類を選択します。
通常のインストールをする場合は『標準』を選択してください。

Yamaha SYNCROOM Driverとは、SYNCROOMの音声出力を配信アプリケーション等に送るドライバです。詳しくは、FAQ 『ライブ配信サービスなどでSYNCROOMで演奏している音を放送するにはどうすれば良いですか。』をご覧ください。

『次へ』 をクリックします。

『次へ』 をクリックします。

『次へ』 をクリックします。

インストール作業の途中に「ユーザー アカウント制御」のウィンドウが出た場合、『はい』をクリックしてください。

Windowsセキュリティのウィンドウが出ることがあります。その場合、『インストール』をクリックしてください。

インストール作業中に他の操作をした場合など、まれにこの画面が他のウィンドウの裏側に表示されてしまうことがあります。他のウィンドウを移動してこの画面を表示させ『インストール』あるいは『続行』をクリックしてください。

インストールが完了します。
『閉じる』をクリックしてください。

2-2. Macの場合

まずはダウンロードしたファイルを展開してください。

展開することで生成されたdmgファイルをマウントするとインストーラーパッケージが含まれています。

SYNCROOMをダブルクリックしてインストールを開始します。

『続ける』をクリックします。

SYNCROOMを利用する国・地域の使用許諾契約をお読みいただいた上で、『続ける』をクリックしてください。

同意いただける場合には、『同意する』をクリックします。

指示に従い、『インストール』をクリックしてください。

インストールが完了したら、『閉じる』をクリックしてください。

SYNCROOMは、「アプリケーション」→「Yamaha」→「SYNCROOM」の下にインストールされます。

3. アンインストールする

3-1. Windowsの場合

下記のa. またはb. どちらかの方法でアンインストールが可能です。

a. コントロールパネルから削除する

スタートボタンから「設定アイコン」をクリックします。

表示される「Windowsの設定」ウインドウから「アプリ」をクリックします。

「アプリと機能」にリストアップされているアプリケーション一覧から、「SYNCROOM」を探し、クリックします。
「アンインストール」ボタンを押すと、アンインストールが開始されます。

b. SYNCROOMインストーラーを使って削除を選択する。

ダウンロードしたインストーラーを再度実行し、「SYNCROOMの削除」を選択すると、アンインストールが開始されます。

3-2. Macの場合

ダウンロードしたdmgファイルをマウントするとアンインストーラーが含まれています。
アンインストーラーをダブルクリックして開き、指示に従ってアンストールしてください。

オンラインセッションをしよう

1. はじめに

SYNCROOMは外部と通信をするので、Windowsの場合、初回起動時にこのような警告が出ることがあります。
『アクセスを許可する』をクリックしてください。

2. アカウントを登録する

SYNCROOMを使うにはYamaha Music IDへのアカウント登録(無料)が必要です。

初回起動時にログインの案内が表示されます。
まず、SYNCROOMを利用する国・地域を選択して『次へ』をクリックします。
プライバシーポリシーに同意の上、アカウント登録/ログインを行ってください。
※国・地域ごとにアカウントが異なりますので、必ず自身の利用国を選択のうえアカウント作成/ログインを行ってください。

「同意」にチェックを入れ、「ログインに進む」ボタンを押すと、ブラウザが起動し、ログイン画面が表示されます。

ユーザー登録完了、またはログインが完了すると、SYNCROOMが使用できるようになります。
なお、SYNCROOMではYamaha Music IDのアカウント情報は他のユーザーに公開されません。

初回ログインが完了したら、『設定チュートリアル』が立ち上がります。
チュートリアルの指示に従って、設定を行ってください。

3. セッションをするには

他のユーザーとセッションするには、『ルーム』に入ることが必要です。『ルーム』とは、一緒にセッションする人たちが集まるネット上の「仮想の部屋」です。
ひとつのルームで接続できる人数は5拠点までです。それ以上の人数(10拠点まで)で接続したい場合、『ルーム連結』機能を利用しましょう。

4. 友達とセッションする

まずはルームをつくりましょう。友達同士で相談し、ルームをつくる人を決めてください。

4-1. ルーム作成者がすること

  • ① ルーム作成者はまず、左上にある自分のアイコン下に『ニックネーム』を入力し、『ルーム名』を入力しましょう。『パスワード』は任意です。友達(知り合い)のみとセッションする場合、『ルーム公開設定』は『非公開』にするのがお勧めです。
  • ② 『ルームをつくる』をクリックしましょう。画面下部のメッセージが『サーバーに接続しました』と表示されれば、無事ルームは完成です。
  • ③ 完成したルームの情報(ルーム名やパスワード)をメールやSNS等で友達に教え、ルームに入室するのを待ちましょう。
    また、ルーム情報は以下のような方法を利用して共有することもできます。
    • 入室中の画面に表示される、右上のTwitterボタンを押すと、ブラウザが立ち上がりTwitterの投稿画面が開きますので、ルーム情報をツイートすることができます。
    • 入室中の画面に表示される、右上のリンクURLコピーボタンを押すと、そのルームのリンクURLの文字列がクリップボードにコピーされ、メール等に貼り付けることができます。メール等を受け取った人は、そのリンクをクリックすることでアプリケーションが起動し、同じルームに入室することができます。

4-2. ルーム作成者以外の人がすること

  • ① ルーム作成者が作ったルームに入りましょう。『ニックネーム』と、ルーム作成者から教えてもらった『ルーム名』や『パスワード』を入力します。
    ※『ルーム公開設定』はルーム作成者の設定が反映されます。ルームに入る人はどちらを選択してもルーム公開設定に影響しません。また、『非公開』を選択しても自分のアイコンとニックネームは他のユーザーに公開されます。
  • ② 『ルームに入る』をクリックしましょう。画面下部のメッセージが『サーバーに接続しました』と表示されれば、無事ルームに入れたことになります。

5. 知らない人とセッションする

5-1. まずはルームを探してみよう

  • ① 『ルーム一覧』を押しましょう。『公式プレイヤーズサイト』が立ち上がり、現在公開中のルーム一覧が表示されます。
  • ② ルーム一覧のルームカードにカーソルを合わせると、『仮入室』『ルームに入る』の2つのボタンが表示されます。ルーム一覧に表示されている公開ルームは、『仮入室』を押すことで30秒間ルームの中に入り、試聴することができます。30秒後、また少し時間を空けなければ再度試聴できません。
  • ③ 『ルームに入る』を押すと、仮入室せずにそのままルームに入ることができます。各ルームの『ルーム説明文』や『タグ』を参考に、興味のあるルームに入室してみましょう。
    鍵マークのついているルームはルーム作成者が設定したパスワードを入力しなければ入室することができません。
  • ④ SYNCROOMの起動を求められる場合、『OK』を押してください。SYNCROOMが起動し、『仮入室』または『ルームに入る』ことができます。(ニックネームが入力されている必要があります)

5-2. 興味のあるルームがなかったら…

  • ① アプリを起動して、ルームをつくりましょう。まずは『ニックネーム』と『ルーム名』を入力します。パスワードは任意です。
  • ② 『ルーム説明』や『タグ』を編集して、自分のルームをアピールさせるための情報を載せましょう。
  • ③ 『ルーム一覧』にルームを公開したい場合は、『ルーム公開設定』で『公開』を選択しましょう。
    『非公開』を選択すると、自身が作った『ルーム名』を知る人しかルームに入れません。
  • ④ 『ルームをつくる』をクリック。画面下部のメッセージが『サーバーに接続しました』と表示されれば、無事ルームは完成です。
  • ⑤ SNSなどで『ルーム名』を公開しましょう。興味を持ってくれる人が入ってくるのを待ちましょう。

6. Twitter連携をしよう

『プロフィール設定』からTwitterアプリと連携して、TwitterのアイコンやニックネームをSYNCROOMで使用したり、ルーム作成時の自動ツイート設定ができます。詳細は「1-1.プロフィールを設定する」を参照してください。

7. オーディオプレイヤーを使ってみよう

SYNCROOMではmp3やWAVデータを流すことができます。メンバーが少なく、音が足りないと感じるときなど、音源を流しながらセッションするのがお勧めです。『オーディオプレイヤー』の『選択』を押して、流したい音源を選択しましょう。

8. メトロノームを使ってみよう

SYNCROOMでは同じルームに入室したメンバーでメトロノームの音を共有することができます。メトロノームに合わせることで基準となる音ができるため、テンポを合わせやすくなります。

9. 録音をしてみよう

『REC』ボタンをクリックすると、録音を開始します。録音されたオーディオデータはシステムフォルダー内の『ミュージック>SYNCROOM_REC』に保存されます。

SYNCROOM操作マニュアル

1. メイン画面(ルーム入室前)

1-1. 個人設定エリア

  • 現在、自分が選択しているアイコンが表示されます。アイコンをクリックするとアイコン選択画面に移るので、お好きなアイコンを選択してください。
  • 現在、自分が指定しているニックネームが表示されます。ルームに入室していないときにのみ、編集できます。
  • 『プロフィール設定』をクリックすると、ウェブページ上で自分のプロフィールを設定することができます。詳細は「1-1.プロフィールを設定する」を参照してください。

1-2. ルーム選択エリア

SYNCROOMの「ルームをつくる」や「ルームに入る」ときの設定を行うエリアです。

  • 『ルーム一覧』を押すとブラウザが起動し、プレイヤーズサイトのルーム一覧ページが表示されます。ルームの説明文やタグなどを参考に、興味のあるルームに入ってセッションしてみましょう。
  • 『ルームをつくる』を押すと、『ルーム名』で指定した名前のルームを新たに作ることができます。また、ルームを作る前に『パスワード』も指定することで、パスワードを知っている人のみがルームに入れるように設定できます。なお、『パスワード』の指定は必須ではありません。以下を参考に、ご自身でパスワードの設定が必要か否かを判断してください。
    • 知り合いや友人のみでセッションをしたいとき
      →パスワードを指定してルームを作る
    • 知らない人と、誰でもいいからセッションしたいとき
      →パスワードを設定せずルームを作る
  • 『ルームに入る』を押すと、『ルーム名』で指定した既存のルームに入ることができます。なお、パスワードが必要な場合は『パスワード』を指定してください。
  • 『ルーム公開設定』は、SYNCROOMサイトのルーム一覧ページに表示される情報を、以下のように設定できます。
    ※バージョン1.5以降、ユーザーのニックネームの非公開設定機能がなくなりました。プロフィール情報の非公開設定については「1-1.プロフィールを設定する」を参照してください。
    『公開』:作成したルームがルーム一覧ページに表示される。
    『非公開』:作成したルームはルーム一覧ページに表示されない。(ルーム一覧ページの『非公開ルーム』のカウントのみ影響する)

1-3. ルーム説明エリア

ルームに関する説明文・タグを編集/表示するためのエリアです。

『ルームに入る』とき、そのルーム作成者が編集した『ルーム説明』と『タグ』が表示されます。
『ルームをつくる』とき、どんなアーティストの楽曲をセッションするのか、どんなジャンルの楽曲をセッションするのか、『ルーム説明』と『タグ』を編集することで詳しく説明しましょう。特に、『公開ルーム』でセッション仲間を募集するとき、『ルームの説明』や『タグ』の情報がルーム一覧ページに表示されるため、自分と音楽趣味の合う人と出会い、セッションできるかもしれません。

  • 『ルーム説明』は『編集』を押すことで編集できます。『編集』を押すと『編集』は『終了』に変化します。編集が終わったら『終了』を押すことで確定させてください。
  • 『タグ』も『編集』を押すことで編集できるようになり、『終了』を押すと確定させることができます。『タグ』には予め用意されるジャンルタグ(『J-Pop』、『Jazz』など)と『独自タグ』があり、複数選択することができます。『独自タグ』を選択すると自分の好きなタグをひとつだけ作ることができます。(リストの一番下に表示されます。)デフォルトに無いタグが欲しいときに活用してください。

1-4. インプットエリア

自分のマイクや楽器からの『ボリュームメーター』、『ボリューム調節用スライダー』、『ミュートボタン』、『リバーブ調節用スライダー』があります。

  • ボリューム調整用スライダーでボリュームの調整ができます。音量が小さ過ぎると感じるとき、ボリュームを上げてみてください。最大音量時、ボリュームメーターは
    のように表示されます。この状態ですと音割れが発生するため、ボリューム調節用スライダーで音量を小さくする、オーディオインターフェースの入力の大きさなどを小さくするなどを試してみてください。
  • ミュートボタンを押すことで入力音をミュートする(消す)ことができます。
  • リバーブ調節用スライダーでリバーブの調節ができます。

1-5. オーディオプレイヤーエリア

mp3やWAVファイルなどの音声ファイルを再生することができます。音源に合わせてセッションしたいときに活用してみてください。

  • 『選択』で再生したい音声ファイルを選択してください。
  • 『シークバー』には現在の『再生』または『一時停止』位置が表示されます。スライダーをドラッグ、シークバー上をクリックすることで、好きな再生位置を調節できます。
  • 『繰り返し』ボタンでファイルを繰り返し再生することができます。
  • ボリュームメーターの表示に関しては1-4.『インプットエリア』と同様です。
    メトロノームと同時に再生することはできません。 自分またはルーム内のメンバーが録音している間は再生することができません。

1-6. メトロノームエリア

同じルームに入室したメンバーでメトロノームの音を共有することができます。

  • メトロノームの音色を3種類の中から選択できます。
  • 『+』または『-』ボタンをクリックするとテンポを変更することができます。
  • スライダーをドラッグ、またはクリックすることでもテンポを調節することができます。
    オーディオプレイヤーのタブを切り替えることでメトロノームが表示されます。 オーディオプレイヤーと同時に鳴らすことはできません。

1-7. マスターアウトエリア

オーディオプレイヤー、ルーム作成・入室後の自身を含めたメンバーのモニター音、ルーム連結時の相手ルームのモニター音の全てが混ざったときの音(マスター音)が出力されます。スライダーを動かすことでマスター音量の調整ができます。なお、ボリュームメーターの表示に関しては1-4.『インプットエリア』と同様です。

1-8. 録音ボタン

『REC』ボタンをクリックすると、録音を開始します。録音中は『●REC』の状態になり、再度クリックすると録音を停止します。録音されたオーディオデータは、システムフォルダー内の『ミュージック>SYNCROOM_REC』に保存されます。

自分またはルーム内のメンバーがオーディオファイルを再生している間に録音を行うと、ファイルの再生が停止されます。 ルーム入室中のみ、有効になります。

1-9. 設定ボタン

『設定』を押すと設定画面に移ります。設定画面については3.設定画面を参照してください。

2. メイン画面(ルーム入室後)

画面右下の『簡易表示』または『詳細表示』を押すことで、以下の2つの画面を切り替えることができます。また、『簡易表示』または『詳細表示』の隣の表示は、ルームの残り時間を示しています。

(簡易表示)

(詳細表示)

2-1. 退室ボタン

セッションをやめるとき、このボタンを押してルームから退室してください。

2-2. メンバー設定エリア

SYNCROOMは自身を含め通常5人まで接続できます。ただし、『ルーム連結機能』を用いれば最大で10人接続できます。下の図のように、上から、自分(メンバー1)、メンバー2、メンバー3、メンバー4、メンバー5、連結先ルームが表示されます。また、図の『×』や『ルーム連結』は、自身がルームをつくった場合のみに表示され、使用できます。

(簡易表示)

(詳細表示)

① ボリューム、パンポット

各メンバーの列にあるスライダーでそのメンバーのボリューム、ダイヤルでパンポットを調節できます。また、ここで調整するボリューム、パンポットは、自身がモニターするためのものなので、相手には送信されません。

② 遅延・通信状況の表示

簡易表示ではの順に遅延と通信状況それぞれが良好であることを表します。詳細表示の場合、左図の上段にそのメンバーへ音声を送信する際の遅延・パケットロス率、下段にそのメンバーから受信する際の遅延・パケットロス率を表示します。

バッファサイズは、インターネット上の通信の揺らぎを吸収する目的で用意されており、接続開始直後にASIOバッファサイズによる遅延時間や回線状況を計測して自動的に適切な値に設定されます。音切れなどが発生する場合、『再構築』を押し、バッファサイズを再度自動設定することで解決する場合もあります。相手には送信されません。

(簡易表示)

(詳細表示)

③ 音質の表示・設定

対象の人との音質設定を表示し、設定できます。簡易表示では星の数が多いほど高音質であることを示します。詳細表示では、『サンプリング周波数』、『圧縮方式』、『チャンネル数』の表示をし、設定できます。これは設定画面における基本音質設定と同じ仕様です。

④ 録音中の表示

録音中のメンバーの列には『REC』と表示されます。

⑤ 強制退室

『×』を押すと、そのメンバーを強制退室させることができます。ルームを作った人のみが使用できます。

強制退室時に「このユーザーをブロックリストに登録する」にチェックを入れると、同時にそのユーザーをブロックします。
ユーザーのブロックについては「1-6. ユーザーをブロックする」を参照してください。

⑥ ルーム連結

『ルーム連結』は、自分のルームともうひとつ別のルームを繋げて、最大10人とセッションすることを可能にします。『ルーム連結』が使用できるのは、ルームを作った人のみです。『ルーム連結』を押すと、ルーム連結画面が表示され、連結可能ルーム(公開ルーム)の一覧が表示されます。ルーム連結の際、パスワードを要求されることがありますが、その場合、あらかじめ連結先のルームのパスワードを教えてもらい、それを入力してください。

また、自身のルームが公開ルームである場合、ルーム作成者に『ルーム連結リクエスト』がくることがあります。
ルーム連結で送受信される音は、ルーム作成者の『マスターアウト』音です。従って、連結先ルームのマスター音のボリュームとパンポットは操作できますが、連結先ルームの各パートのボリューム・パンポットは操作できません。

⑦ チャットボタン

『チャット』を押すことで、チャットの画面が開き、ルームメンバーや連結先ルームの人とチャットができます。

⑧ Tweetボタン

『Tweetボタン』を押すことでブラウザが立ち上がり、Twitterのツイート画面が表示されます。ハッシュタグ『#SYNCROOM』や、ニックネーム、ルーム名などを含んだツイートができます。

⑨ リンクURLコピーボタン

現在入室しているルームへのURL文字列をクリップボードにコピーします。
URLをメールやSNS等に貼り付けて一緒にセッションしたい相手に共有すると、リンクにアクセスするだけでSYNCROOMが起動し、該当のルームに入室してもらうことができます。 パスワードが設定されているルームでは、パスワードを入力する必要があります。

3. 設定画面

メイン画面の『設定』を押すと、以下のような設定画面が表示されます。SYNCROOMを正しく使えるように設定しましょう。また、この画面で設定を変えすぎて分からなくなってしまった、音が出なくなってしまった、などのときは、画面左下の『初期化』ボタンを押して、また最初から設定し直してみましょう。

3-1. オーディオ入出力関連の設定

オーディオ入出力関連の設定『入力テスト』を押すとボタンの色が変わり、オーディオ入力の確認ができます。また、『再生テスト』を押すと同様にボタンの色が変わり、オーディオ出力の確認ができます。以下、2つのボタンを活用しながら設定することをお勧めします。オーディオ入出力関連の設定は、画面左下の『チュートリアル』ボタンで表示される『設定チュートリアル』画面でも設定できます。まずは設定チュートリアルの指示に従って設定することをお勧めします。

3-1-1. Windowsの場合

『オーディオデバイス』で

  • ASIO
  • WASAPI共有モード
  • WASAPI排他モード
  • DirectSound
  • VSTモード

のいずれかを選択することができます。「音質」や「遅延」を考慮した性能は、一般的に
ASIO > WASAPI排他モード > WASAPI共有モード > DirectSound
の順で良いとされます。(VSTモードはSYNCROOMをDAW等のホストアプリケーション上でVSTプラグインとして使用する場合に、自動的に選択されるモードです。通常は選択する必要はありません。)
従って、より快適にセッションを楽しんでいただきたいため、SYNCROOMではASIOドライバの使用を推奨します。

A. 『ASIO』を選択する場合

① オーディオデバイスの選択

使用するASIOのデバイス名を選択してください。

② サンプリング周波数の選択

サンプリング周波数は、使用するオーディオインターフェースのサンプリング周波数に合わせて設定してください。SYNCROOMが対応しているサンプリング周波数は、44100Hz(44.1kHz)と48000Hz(48kHz)です。使用するオーディオインターフェースのサンプリング周波数と、『設定』で選択されるサンプリング周波数が一致しないと、SYNCROOMは動作しないことがあります。オーディオインターフェースは機種によって、サンプリング周波数をスイッチなどで変更できるものがあります。96kHzや192kHzに設定されている場合、SYNCROOMに対応する44.1kHzまたは48kHzに設定しなおしてください。

③ バッファサイズの設定

バッファサイズは、『設定』の『コントロールパネル』で設定できます。できるだけ小さい値(64~128サンプルまたは2~4ms程度を推奨)に設定することで、遅延が小さくなり、より快適にセッションすることができます。この設定で音がプツプツと切れる場合、バッファサイズの値を少しずつ大きくし、プツプツと音切れしない値まで調整してみてください。

④ 入力のモニタリング

自身の音のモニタリング設定を行います。『モニタリングしない』、『モニタリングする(遅延あり)』、『モニタリングする(遅延なし)』の3種類の中から選択できます。遅延が小さい状態で、相手とうまく合わせるには『モニタリングする(遅延あり)』を選択することをお勧めします。詳細はFAQ『SYNCROOMを快適に使うコツはありますか?』を参照してください。

⑤ 入力CHの設定

オーディオインターフェースの入力チャンネルを選択してください。また、『ステレオ入力として扱う』にチェックを入れることで、選択した入力チャンネルをステレオ入力として扱うことができます。シンセサイザーなど、ステレオ出力の楽器を使用する際にご活用ください。

⑥ 拡張入力CHの設定

使用するオーディオインターフェースの入力チャンネルが3つ以上の場合に使用できます。シンセサイザーなど、ステレオ出力の楽器を使いながら、弾き語り・通話をするときなどにご活用ください。

⑦ 出力CHの設定

使用するオーディオインターフェースの出力チャンネルを設定します。

B. 『WASAPI共有モード』または『WASAPI排他モード』を選択する場合

WASAPIを選択する場合、DirectSoundよりも遅延が小さいため、DirectSoundよりも快適にセッションができます。
WASAPIには『WASAPI共有モード』と『WASAPI排他モード』の2種類のモードがあります。それぞれの特徴は以下です。

  • WASAPI共有モード
    • WASAPI排他モードよりも遅延が大きくなる。
    • 他のアプリケーションと同時に使用できる。(同時に使用するアプリケーションの音も出るようになる。)
  • WASAPI排他モード
    • WASAPI共有モードよりも遅延をより小さくすることができる。
    • SYNCROOM を使用中のとき、他のアプリケーションの音が出なくなる。

① オーディオデバイスの選択

いずれのモードでも特別な設定は必要ありません。ただし、内蔵スピーカとUSBヘッドセットなど、複数のオーディオデバイスがある場合には『設定』の『オーディオデバイス』で、使用するオーディオデバイスを選択してください。また、入力デバイス、または出力デバイスのどちらか一方でも『--』が表示されていると、オーディオデバイスが開けません。マイクやヘッドホンを挿す等して、開けるようにしてください。

② サンプリング周波数の選択

サンプリング周波数はWASAPI共有モードでは44100Hzのみ、WASAPI排他モードでは44100Hzまたは48000Hzの2種類から選択することができます。

③ バッファサイズの設定

バッファサイズはWASAPI共有モードで512、WASAPI排他モードで192を推奨しますが、音切れが発生する場合、大きめに設定することで改善することがあります。

④ WASAPIの場合、『入力のモニタリング』以降の設定はできません。

C. 『DirectSound』を選択する場合

サンプリング周波数は44100Hzで固定、バッファサイズも20msで固定です。その他の設定も選択・変更できません。

3-1-2. Macの場合

Mac環境においては、CoreAudioとVSTモードの中から使用するモードが選択できます。CoreAudioを選択しましょう。VSTモードはWindows環境と同様で、DAWなどのホストアプリケーション上でVSTプラグインとして用いる場合のみ選択してください。

D. 『CoreAudio』を選択する場合

① オーディオデバイスの選択

使用するオーディオ入力デバイスと出力デバイスを選択してください。外付けのオーディオインターフェースをご利用の場合、原則として入力デバイスと出力デバイスはどちらも同じデバイスを指定いただくことを推奨します(FAQ『音が乱れてしまいます』も参照してください)。

② サンプリング周波数の選択

SYNCROOMが対応しているサンプリング周波数は、44100Hz(44.1kHz)と48000Hz(48kHz)です。使用するオーディオデバイスのサンプリング周波数と、『オーディオデバイス』で選択されるサンプリング周波数が一致しないと、SYNCROOM は動作しないことがあります。また、オーディオインターフェースは機種によって、サンプリング周波数をスイッチなどで変更できるものがあります。96kHzや192kHzに設定されている場合、SYNCROOMに対応する44.1kHzまたは48kHzに設定しなおしてください。

③ バッファサイズの設定

できるだけ小さい値を選択することで遅延が小さくなり、より快適にセッションできるようになります。また、音がプツプツとノイズが入るようであれば、バッファサイズの値を徐々に大きくし、ノイズが出なくなるバッファサイズに設定してください。

④ 入力のモニタリング

自身の音のモニタリング設定を行います。『モニタリングしない』、『モニタリングする(遅延あり)』、『モニタリングする(遅延なし)』の3種類の中から選択できます。遅延が小さい状態で、相手とうまく合わせるには『モニタリングする(遅延あり)』を選択することをお勧めします。詳細はFAQ『SYNCROOMを快適に使うコツはありますか?』を参照してください。

⑤ 入力CHの設定

オーディオインターフェースの入力チャンネルを選択してください。また、『ステレオ入力として扱う』にチェックを入れることで、選択した入力チャンネルをステレオ入力として扱うことができます。シンセサイザーなど、ステレオ出力の楽器を使用する際にご活用ください。

⑥ 拡張入力CHの設定

使用するオーディオインターフェースの入力チャンネルが3つ以上の場合に使用できます。シンセサイザーなど、ステレオ出力の楽器を使いながら、弾き語り・通話をするときなどにご活用ください。

⑦ 出力CHの設定

使用するオーディオインターフェースの出力チャンネルを設定します。

3-2. MIDIコントロール設定

SYNCROOMでは外部からアプリをコントロールすることができます。MIDIでコントロールできるものは以下です。

また、『ルームをつくる』、『ルームに入る』、『退室』も以下のようにMIDIでコントロールできます。(MIDI CHは1を指定してください)

3-3. 基本音質設定

『基本音質設定』では、他のメンバーと通信を行う際の音質を設定できます。図中左側の『高音質』、『標準』、『帯域優先』のいずれかを選択することで、大まかな音質を設定できます。

接続時には、双方のメンバーの基本音質設定を比較し、『サンプリング周波数』、『圧縮方式』、『チャンネル数』のより低いほうに合わせた設定が使用されます。参考にFAQ『参加者のオーディオ設定が異なる場合はどうなりますか?』も参照してみてください。
『高音質』であるほど通信帯域を多く必要とするので、回線が細く帯域が十分ではない場合、音が途切れたり、遅延が大きくなってしまったりすることがあります。その場合、『標準』や『帯域優先』を選択し、音質を下げてみてください。また、右側のプルダウンで詳細な音質設定ができるので、そちらも試してみてください。

3-4. アラート音

『アラート音を有効にする』をチェックすることで、エラーが起きたときや新しくメンバーが入室したときなどにアラート音が鳴るようになります。また、スライダーを動かすことで、アラート音の音量を調節することができます。

3-5. データ送信の許可

SYNCROOMではサービスの改善・向上のため、お客様の利用状況を情報として取得しています。
『データ送信の許可』にチェックを入れると、情報が送信される状態となります。チェックを外すと情報の送信を停止します。 初期設定では『データ送信の許可』にチェックが入った状態になっています。

3-6. オーディオデータ補間処理設定

オーディオデータの受信を安定化させるための機能です。初期設定では有効になっていますが、環境によっては無効にすることで音声の乱れ等の問題が改善する可能性があります。

3-7. 1.5より前のバージョンのユーザーの入室を許可する

自分が作成したルームへの、1.5より前のバージョンを利用しているユーザーの入室可否を設定します。
※1.5より前のバージョンを利用しているユーザーに対しては「ブロック」機能を利用することができません。入室許可設定のチェックを外すことで、1.5より前のバージョンを利用しているユーザーが入室しようとした場合、強制退室させることができます。

3-8. 推奨アップデートの表示について

アップデートを推奨する最新バージョンの情報を、起動時に表示するか設定します。
「アップデートの確認」を押すと、最新のアップデート情報を確認することができます。

3-9. ログアウトボタン

アプリは再起動しますが、使用するには再ログインが必要です。

3-10. 環境チェッカーボタン

SYNCROOM Ver.1.1.0以降、環境チェッカー機能が追加されました。環境チェッカーを使用すると、ネットワーク環境、オーディオデバイス、CPU性能等のSYNCROOMの動作環境を確認することができます。
環境チェッカーの使用方法は以下をご確認ください。

環境チェッカーでの結果は、SYNCROOMの動作を保証するものではありません。接続性や安定性は、時間帯や接続相手によって異なるため、ご自身の環境の参考としてご利用ください。

① 環境チェッカーを開く

下記のいずれかの方法で、環境チェッカーの画面を開くことができます。

  • 設定画面の『環境チェッカー』ボタンを押す
  • 『設定チュートリアル』の最後の画面で表示される『環境チェッカー』ボタンを押す

② 環境チェックを開始する

環境チェッカーを開くと、最初にインターネット接続を確認します。確認後、下記の画面が表示されます。

『チェック開始』ボタンを押すと計測が始まります。
計測中に『中断』ボタンを押すと、チェック開始前の画面に戻ります。

③ 結果を確認する

計測が終了すると、下記のような結果画面が表示されますので、内容を確認してください。
一番下の『再計測』ボタンを押すと、チェック開始前の画面に戻り、最初から全ての項目を計測し直すことができます。
『OK』ボタンを押すと、設定画面に戻ります。

計測結果の各項目の説明は以下の通りです。

  • IPv6対応状況
    ご使用の回線が、IPv6での通信に対応しているかを確認します。
    IPv6に対応していない場合にもSYNCROOMを使用することはできますが、SYNCROOMではIPv6 IPoE方式による接続を推奨しています。
  • 回線タイプ
    ご使用の回線、ルータのタイプを判別します。SYNCROOMでの接続性に問題がある場合、『タイプコード』の下に説明文が表示されます。
    ご利用の環境によっては、同じ回線でも状況に応じて判別結果が変化する場合があります。 SYNCROOMでの接続性は、実際の接続相手や時間帯によっても異なりますので、あくまで目安としてください。 下記のFAQもご覧ください。
    どの回線で使用できますか。
    IPv6/IPv6 IPoEとは何ですか。
    接続できません。

    タイプコードについて
    タイプコードは当社独自の表記方法ですが、現状はA~C、A6~C6、AU~CU、AU6~CU6の12種類あります。

    • A~C … 回線・ルータの特性を示しています。A, Bであれば、多くの場合SYNCROOMでの接続には問題ありません。
    • U … UPnPによるポートマッピングが使用できるかを示しています。UPnPに対応している場合、IPv4での接続性が向上します。
    • 6 … IPv6に対応しているか否かを示しています。接続相手もIPv6に対応している場合、IPv6で接続されます。
  • 回線状況
    テストサーバとの間での通信の遅延状況を計測し、結果を表示します。時間帯等によっても異なりますので、あくまで目安としてください。
  • オーディオデバイス
    選択されているオーディオデバイスの種類と、動作の安定性について確認します。リアルタイムのセッションを行うにはバッファサイズを小さくする必要がありますが、安定性に問題があると表示される場合は、バッファサイズを少し大きくした上で再度確認してください。
    下記のFAQもご覧ください。
    Windowsで利用する場合は ASIOドライバが推奨とのことですが 、ASIOドライバとは何ですか。
    ASIOドライバ・WASAPIの設定はどうすれば良いですか。
    音が乱れてしまいます。
  • CPU性能
    CPUの処理速度を計測します。SYNCROOMの動作に問題があると考えられる場合、画面上に説明文が表示されます。

4. 注意事項

  • ① PCへの音の入出力時の遅れを小さくするために、Windowsの場合はASIOドライバ対応のオーディオインターフェースが必要となります。Macの場合は標準のオーディオドライバ(CoreAudio)をご使用ください。
    ASIO または CoreAudio のバッファサイズは、音切れが起きない程度に小さくしましょう。ただし、これらはオーディオインターフェースやPCの性能にも影響します。
  • ② モニタリング用にスピーカーを使用すると、例えば1m離れた音が届くときには3msecかかってしまいます。ヘッドフォンを使用することで、相手から届くときの音の遅延はより小さくなります
    無線接続のヘッドフォンはかなり大きな遅延が発生するため、推奨できません。 1msec(1ミリ秒)=1000分の1秒
  • ③ SYNCROOMにおいては、「音質設定」は通信速度にあまり影響しません。そのため、より快適にセッションするためにも、通常はなるべく「高音質」に設定して使用してみてください。通信帯域が不足して繋がらない場合は、音質設定を下げてみてください。

マイページを利用する

1. マイページ画面

バージョン1.5から、マイページが利用できるようになりました。自分のプロフィールを登録したり、他のユーザーのプロフィールを閲覧することができます。

1-1. プロフィールを設定する

バージョン1.5以降のアプリで会員登録・ログインを行うと、プロフィール設定の画面に進みますので、下記の情報を設定してください。

  • ① アイコン選択
    アイコンを選択します。
  • ② 
    Twitter連携設定
    Twitterアプリと連携し、TwitterのアイコンやニックネームをSYNCROOMで使用したり、ルーム作成時の自動ツイート設定をしたい場合に連携します。 Twitter連携の方法は以下の通りです。
    • Twitter連携をする(初回設定時)

      (1) プロフィール設定(編集)画面の『Twitter連携アプリとして登録する』ボタンを押してください。
      (2) ブラウザが立ち上がり、Twitterの認証画面が表示されます。Twitterにログインしていない場合は、お持ちのアカウントでログインを行ってください。
      (3) 『連携アプリを認証』を押してください。
      (4) 認証に成功するとプロフィール設定(編集)画面に戻ります。
      ※初期設定では、Twitterのアイコンとニックネームを使用します。
      ※Twitter連携設定を行った場合、プロフィールの『ソーシャルリンク』に連携したTwitterアカウントが自動的に反映されます。

    • Twitter連携の項目を修正をする

      (1) プロフィール設定(編集)画面の『Twitter連携設定』を押してください。
      (2) 以下の項目のチェックボックスが有効になりますので、個別に設定を行うことができます。
      ※初期設定では「Twitterのアイコンを使用する」「Twitterのニックネームを使用する」が有効になっています。

      • ルーム作成時に自動的にツイートする
        『ルームをつくる』ボタンを押して新しいルームを作成した場合に、自動的にツイートします。『ルームに入る』ではツイートされません。また、ルームの作成に失敗した場合もツイートされません。
      • Twitterのアイコンを使用する
        Twitterで設定しているアイコンをSYNCROOMで使用します。
      • Twitterのニックネームを使用する
        Twitterで設定しているニックネームをSYNCROOMで使用します。
    • Twitter連携設定を解除する

      (1) プロフィール設定(編集)画面の『Twitter連携設定』を押してください。
      (2) 『Twitterとの連携を解除する』を押すと、連携が解除され、プロフィール設定(編集)画面に戻ります。

  • ③ ニックネーム
    1つのアカウントにつき、ニックネームを1つ登録します。Twitter連携をしている場合はTwitterのニックネームを使用することができますが、ニックネームを編集することはできません。
  • ④ 他のユーザーに公開する情報を追加する
    『他のユーザーに公開する情報を追加する』にチェックを入れると、他のユーザーに公開される情報(⑤~⑧)が編集できるようになり、保存するとプロフィール情報は「公開中」に設定されます。「他のユーザーに公開する情報を追加する」にチェックが入っていないと、プロフィール情報は「非公開」に設定されます。「非公開」の場合、アイコンとニックネーム以外の情報は公開されません。
    ※編集中にチェックを外した場合、保存する前に入力した情報は削除されます。
  • ⑤ 自己紹介
    フリーテキストで自分の紹介文を入力できます。
    ※入力した内容は他のユーザーに公開されます。
  • ⑥ ソーシャルリンク
    自分のソーシャルアカウントのIDやURLを登録できます。
  • ⑦ 好きな音楽ジャンル
    自分の好きな音楽ジャンルを選択できます。
  • ⑧ 興味のある製品
    自分の興味のある製品を選択できます。
  • ⑨ 保存
    自分のプロフィール情報が保存されます。
    ※④の『他のユーザーに公開する情報を追加する』にチェックが入っていると、プロフィールは公開状態になります。

1-2. プロフィールを編集する

一度プロフィールを設定した後は、マイページメニュー内の『プロフィール編集』から情報を編集することができます。

1-3. マイページを確認する

自分で設定したプロフィールは『マイページ』で確認できます。

  • 自分のマイページ
  • 他のユーザーのマイページ
    公開中の場合
    非公開の場合

    「公開中」の場合、下記の情報が他のユーザーに公開されています。

    • ① アイコン
    • ② ニックネーム
    • ③ 自己紹介
    • ④ ソーシャルリンク
    • ⑤ 好きな音楽ジャンル
    • ⑥ 興味のある製品
    • ⑦ ルーム作成状況・最新の活動

    「非公開」の場合、他のユーザーにはアイコンとニックネームのみが公開され、「このユーザーのプロフィールは非公開です」と表示されます。また、他のユーザーが検索できなくなります。

1-4. ユーザーを検索する

ユーザー検索では、登録しているニックネーム・自己紹介・好きな音楽ジャンル・興味のある製品のキーワードなどで、他のユーザーを検索することができます。

非公開に設定しているユーザー、自分がブロックしているユーザー、自分をブロックしているユーザーは検索結果に表示されません。

1-5. ユーザーをお気に入り登録する

他のユーザーのマイページ上や、ユーザー検索画面上の「お気に入り」アイコンをクリックすると、最大100名までのユーザーをお気に入り登録します。

お気に入り登録したユーザーは、マイページの『お気に入りユーザー』で確認できます。
登録したお気に入りユーザーの「お気に入り」アイコンをもう一度クリックすると、お気に入りを解除できます。

1-6. ユーザーをブロックする

他のユーザーのマイページ上にある「…」から「このユーザーをブロックする」をクリック、またはユーザーのリスト上にある「ブロック」アイコンをクリックすると、ユーザーをブロックします。
※ブロックしたことは相手に通知されません。

ブロックしたユーザーは、マイページの『ブロックユーザー』で確認できます。
ユーザーをブロックすると、以下のようになります。


  • ブロック中のユーザーのマイページを閲覧すると「あなたはこのユーザーをブロックしています」と表示されます。
  • ブロック中のユーザーが、自分のマイページを閲覧しようとすると「このユーザーのプロフィールは非公開です」と表示されます。
  • どちらかがブロックしている場合、お互いのルーム一覧上に、相手が作成したルームが表示されなくなります。
     ※但し、SYNCROOMプレイヤーズサイトのルーム一覧において、「ログアウト」状態の場合には全てのルームが表示されます。
  • どちらかがブロックしている場合、お互いの「ユーザー検索」の検索対象から除外されます。
  • 自分の作成したルームにブロックしたユーザーが入室しようとする場合、自動的に強制退室されます。

登録したブロックユーザーの「ブロック」アイコンまたは「このユーザーのブロックを解除する」をもう一度クリックすると、ブロックを解除できます。

1-7. アカウントを管理する・退会する

 

プロフィール情報削除完了画面

  • ① プロフィール情報の削除
    SYNCROOMのニックネーム・アイコンを含む情報を削除します。
  • ② 終了する
    プロフィール情報の削除時に『終了する』を選択すると、SYNCROOMから自動的にログアウトします。
  • ③ 退会手続きに進む
    Yamaha Music IDから退会する場合は、プロフィール情報削除時に『退会手続きに進む』を選択し、手続きを行ってください。
  • ④ 会員情報の管理・確認
    Yamaha Music IDの会員サイトへ移動します。
  • ⑤ 公開プロフィールの確認
    他のユーザーが見るマイページを表示して、公開中のプロフィール内容を確認できます。また、ユーザーIDの横のアイコンをクリックすることで、ユーザーIDをコピーすることができます。

VST連携機能の使用方法

1. VST連携機能について

VSTプラグインを使用すると、DAWなどと連携して動作することができます。
SYNCROOMを通常起動させた場合、直接オーディオインターフェースとオーディオをやり取りしますが、VST連携時には、SYNCROOMのオーディオは、VSTプラグインを経由してDAWなどのVSTホストアプリケーションとやり取りをします。

SYNCROOMのオーディオの流れ

なお、VSTプラグイン単体はSYNCROOMの機能を持っているわけではなく、SYNCROOMアプリ本体とオーディオのやり取りのみを行います。VSTプラグインへ入力された音声は、SYNCROOMの入力として送られ、SYNCROOMから出力された音声(モニター音及び各メンバーの音声がミックスされたもの)が、VSTプラグインの出力として戻ってきます。
VSTプラグインをDAWで使用すると、自動的にSYNCROOMが起動します。その後、SYNCROOMを起動しなおしても、VSTプラグインが挿入されている状態であれば、自動的にVST連携状態になります。

  • VST連携時は、SYNCROOM単体で動作している状態よりも、より多くのCPUやメモリなどのリソースを使用することになります。また、PCの性能によっては、同時に使用できるVSTインストゥルメントなどに制約が出る可能性があります。
  • 添付のVSTプラグインは、全てのDAW(VSTホストアプリケーション)に対応しているとは限りません。
  • DAWによってはSYNCROOMの遅延時間の表示が正しくないことがありますが、基本的に、VSTモードによってSYNCROOM単体より遅延が短くなることはありません。

2. VSTプラグインの使用方法

2-1. VSTプラグインの導入

まず、SYNCROOMをダウンロードし、ファイルを展開してアプリケーションをインストールしてください。

圧縮ファイル内の「VSTPlugins」のフォルダにあるファイル(syncroom_vst_bridge.dll・syncroom_vst_bridge_sub_multiout.dll、macOSでは、syncroom_vst_bridge.vst・syncroom_vst_bridge_sub_multiout.vst)を、お使いのDAWなどで使用しているVSTプラグインのフォルダにコピーしてください。
たとえば、WindowsのCubaseの場合は、C:\Program Files\Steinberg\VSTPlugins (インストールされている場所によって異なります)などになります。

それぞれのプラグインは、以下のような機能を持っています。

  • syncroom_vst_bridge
    VST FXプラグイン(エフェクトプラグイン)として動作します。
    使用すると、SYNCROOMが「VST連携中」として起動し、このプラグインへ入力された音声がSYNCROOMの入力として送られ、SYNCROOMからの出力(モニター音及び各メンバーの音声のミックスされたもの)がVSTプラグインの出力として戻ってきます。
  • syncroom_vst_bridge_sub_multiout
    VSTiプラグイン(インストゥルメントプラグイン)として動作し、SYNCROOMからの出力をマルチアウトで取り出したいときに使用します。
    単体では使用できず、必ずsyncroom_vst_bridgeと同時に使用します。12のOUTPUTチャンネル(stereo * 6)を持ち、モニター音、接続中のメンバーからの音声がそれぞれ別々に出力されます。 マルチ出力のためインストゥルメントプラグインの形式を取っていますが、インストゥルメントとしての機能を持っているわけではありません。

Cubase8以降をお使いの場合、ASIO-Guardが有効になっていると、出力音がおかしくなり正しく出力されないことがあります。 この場合、下記の手順で、syncroom_vst_bridge、及びsyncroom_vst_bridge_sub_multioutのASIO-Guardを無効にしてください。以下は、Cubase10.5で説明します。

メニューから、「スタジオ」→「VSTプラグインマネージャー」を選択します。
「VSTインストゥルメント」のタブをクリックします。
左下の「i」ボタン(プラグイン情報を表示)をクリックして、その後syncroom_vst_bridge_sub_multioutをクリックします。
「ASIO-Guard」の「有効」と表示されている部分をクリックし、「無効」に切り替えます。

2-2. VSTプラグインの使用例

以下、具体的にCubase10.5での、使用例をあげます。下記は、Windowsでの説明ですが、macOSでも基本的には変わりません。 syncroom_vst_bridge_sub_multioutを使用しマルチアウトされた音声を個別に録音するためには、Cubase Proが必要になります。Cubase Elementsなどではマルチアウト出力は可能ですが、個別に録音することはできません。
具体的な手順は2-2-4. マルチアウトとして使用するを参照してください。

2-2-1. VSTインストゥルメントと組み合わせて使用する

まず、インストゥルメントトラックを追加し、使用したいVSTインストゥルメントをロードします(この例では、Groove Agent SEで説明します)。

「オーディオインサート」をクリックすると、エフェクトの一覧が表示されるので、syncroom_vst_bridgeを選択します。

SYNCROOMが自動的に起動します。この状態で、インストゥルメントからの音声がSYNCROOMに送られ、SYNCROOMからの音声がトラックから出力されるようになります。

  • VSTプラグインとの連携中は、画面に「VST連携中」と表示されます。
  • VSTプラグインが動作している間にSYNCROOMを起動すると、自動的にVSTモードになります。

2-2-2. マイクなどの入力音声を使用する

下記のようにトラックのモニタリングを有効にすることで、オーディオインターフェースからの入力音声を使用することができます。 ご使用のオーディオインターフェースにダイレクトモニタリング機能がある場合はOFFに設定してください(音が2重に聞こえるのを避けるためです)。

Audioトラックを追加します。

モニタリングボタン(スピーカのアイコン)を押します(モニタリングボタンは、録音ボタン「●」の右のあたりにあります)。

これにより、オーディオインターフェースからの入力音声がトラックから出力されるようになります。

「Inserts」をクリックし、syncroom_vst_bridgeを呼び出します。これで、オーディオインターフェースからの入力音声がSYNCROOMに送られるようになります。

なお、SYNCROOMの前に、いろいろなVSTエフェクト(たとえばリバーブやアンプシミュレータなど)をはさむことで、エフェクトをかけた音声でセッションを行うこともできます。

2-2-3. マイクなどの入力音声と、VSTインストゥルメントを同時に使用する

Cubaseでは、「グループチャンネル」という機能を使用することで、複数のトラックの音声をまとめることができます。具体的には、以下の手順になります。

「グループトラック」を追加します。

続いて、Audioトラックを追加します。

上述の②の手順と同様に、「モニタリングボタン」を押して、マイクなどの入力を有効にします。

追加したオーディオトラックの「e」とかかれたボタン(チャンネル設定の編集)を押します。

チャンネル設定の画面が表示されますので、左上の「Audio 01」などトラック名が書かれているすぐ右隣をクリックし、作成したグループチャンネル(グループ-Group1)を選択します。

次にインストゥルメントトラックを追加し、使用したいVSTインストゥルメントをロードします。その後、上述のオーディオトラックと同じ手順で、VSTインストゥルメントのトラックも、出力を 同じグループチャンネル(グループ-Group1)に設定します。

グループチャンネルの「Group1」トラックを選択し、 インスペクターの「Inserts」から、「syncroom_vst_bridge」を呼び出します。

これで、オーディオインターフェースからの入力音声と、VSTインストゥルメントの音声の両方がSYNCROOMに送られるようになります。

2-2-4. マルチアウトとして使用する

まず、上述の2-2-1.を設定してください。

Cubaseのメニューの「スタジオ」をクリックし、「VSTインストゥルメント」を選択します。

「VSTインストゥルメント」の画面から、「Rack」をクリックします。

インストゥルメントの一覧が表示されるので、syncroom_vst_bridge_sub_multioutを選択します。

MIDIトラックを作成するか、という旨のダイアログが出た場合は、キャンセルを押して構いません。

「VSTインストゥルメント」の画面から、「出力を有効」ボタンを押し、「全出力」を選択します。

画面上に6つのステレオトラックが表示されます。それぞれ、モニター出力、4拠点の接続メンバー、ルーム連結の各音声に対応します(SYNCROOMの画面上のパンポットを反映した音声がそれぞれ出力されます)。

これでマルチアウトの出力設定ができましたが、もともとのトラック(syncroom_vst_bridgeをインサートしたトラック)と出力音声が二重になってしまうため、こちらはミュートしておきます。

Cubase Pro をご使用の場合には、グループチャンネル機能と組み合わせることで、それぞれのパートを個別に録音することが可能です。

グループトラックを作り、録音したいインストゥルメントのチャンネル出力をそのグループトラックに設定します。

録音する為の Audioトラックを作ります。Audioトラックの入力を、録音したいグループトラックに設定します。

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