Android版「SYNCROOMβ」は、ヤマハ株式会社が研究開発テーマとして取り組んでいるノーサポートのβ版サービスです。

SYNCROOM基礎知識

SYNCROOMの通信の仕組みを教えてください。

SYNCROOMはルーム管理と音声通信で別々の処理を行っています。
ルームの入退室管理はサーバーを使用しています。
一方、音声通信はサーバーを経由せず、ユーザーのPC端末同士を直接接続して音声のやりとりを行うことで、低遅延の接続を実現しています。参加している自分以外のメンバーとそれぞれ個別にオーディオ通信を行っているため、接続する相手が増えるたびに通信回線やPC処理の負荷が高まります。現時点では、普及しているPCの性能やネットワーク環境を考慮し、同時接続を5人までとしています。
また、SYNCROOMで使用している遠隔合奏技術『NETDUETTO(R)』については、こちらのページもご参照ください。

対応端末を教えてください。

当社で動作を確認している端末については下記をご参照ください。
Android版『SYNCROOMβ』 動作確認端末について

どの回線で使用できますか。

  • ご利用の無線LANの環境や接続状態によって、遅延性が大きく変わる可能性があります。無線LANをご利用の際は、以下についてもご確認ください。
    • 5GHz帯でのご利用を推奨いたします。
    • 同一のアクセスポイントの下に複数の端末を接続すると、遅延の原因となります。
    • 無線LANでの各端末の動作確認結果は、FAQ『対応端末を教えてください。』をご確認ください。
  • 4G/LTEでのご利用は遅延が大きくなりやすいため、推奨いたしません。
  • 5Gでのご利用については、現状当社で充分な検証ができておりません。

    携帯電話回線でご利用の際は、データ使用量にご注意ください。

対応OSを教えてください。

最新の対応OSに関しては、ストアの情報をご参照ください。

海外で使用できますか。

SYNCROOMは日本国内を対象としたサービスです。現状、日本国外での使用、および日本国外との接続に関して当社では責任を負いかねますのでご了承ください。

うまく通信できているかテストすることはできますか。

ルーム名:『接続テストルーム』 というテストのための部屋がありますので、こちらをご利用ください。接続テストルームに入室すると、入力された音声が3秒後にそのまま返ってきます。 事前の設定チェックなどにご利用ください。

ただし、接続テストルームは、サーバー上で動作しており、一般の家庭のネットワーク環境とは異なるため、 接続テストルームで接続できても、すべてのユーザーと必ずうまく接続できるとは限りません。
また、接続テストルームでは、サーバー上での安定動作のため、遅延はやや大きな値になります。 あくまで音声確認用とご理解ください。

なお、接続テストルームはメンテナンスのため予告なく停止する場合があります。

SYNCROOMは同時に何人まで接続できますか。

一つのルーム内で、最大5端末まで接続できます。ただし、接続端末が増えるたびに通信に使用する帯域が増えていくので、帯域不足が原因となる接続失敗、音切れが発生する可能性が高まります。

ルームの継続時間は最大何時間ですか。

ルーム作成時より6時間です。

SYNCROOMデスクトップ版のユーザーと接続できますか。

SYNCROOMデスクトップ版との接続は可能です。但し、デスクトップ版のルーム連結機能は利用できません。

NETDUETTOβ/NETDUETTOβ2のユーザーと接続できますか。

接続できません。デスクトップ版は『SYNCROOMデスクトップ版』をご利用ください。

デスクトップ版とモバイル版の違いを教えてください。

こちらの機能対照表をご確認ください。
比較表 比較表

アカウント作成は必須ですか。

SYNCROOMのご利用にはYamaha Online Member Contents Serviceへのアカウント登録が必須となります。

SYNCROOMで公開されるユーザー情報を教えてください。

他のユーザーに公開される情報はニックネーム、および設定したアイコンのみです。その他のアカウント情報は公開されません。

アカウントのパスワードを忘れました。

ログイン画面より、パスワードの再発行ができます。

デフォルトのアイコンではなく、独自のアイコンを設定できますか。

モバイル版では設定できません。デスクトップ版ではTwitter連携により、Twitterアイコンを設定できます。

SYNCROOMを快適に使うには

SYNCROOMを快適に使うコツはありますか。

SYNCROOMを快適に利用するいくつかのコツを紹介します。
ただし下記は既に遅延が小さい状態になっていることが前提です。FAQ『モバイル版でも遅延時間を調整できますか。』をご参照ください。

  1. モニターはなるべくヘッドフォンで行いましょう。
    音速は約340m/sですから、1msecで0.34m進みます。つまりモニタースピーカーから34cm離れると1msecの遅延があるのと同じです。従ってモニタースピーカーから1m離れていると3msecの遅延があるのと同じことになります。ヘッドフォンを利用することで余計な遅延を減らすことができます。
  2. 本体機能のメトロノームやオーディオプレイヤーを使ってみましょう。
    SYNCROOMには本体機能にメトロノーム/オーディオプレイヤー機能があります。
    このメトロノーム/オーディオプレイヤーには、「相手との遅延時間を測定し、その時間の分だけ相手に先に音を送る」という機能が入っています。これにより、メトロノーム/オーディオプレイヤーで再生されている音声データはまさに各拠点で同時に再生されていることになり、片道分の遅延しか影響しません。
  3. 入力音のモニターに遅延を入れましょう。
    入力音のモニター音に遅延をいれることで、相手と演奏を合わせ易くすることができます。
    自分の演奏のモニター音に20msecの遅延を入れると、自分が演奏してから20msec後に音が聞こえます。その場合、聴こえる音に演奏を合わせるためには20msec早く演奏しなければなりません。 20msec早く演奏すると、ネットワーク越しの相手には20msec早く演奏した音が送られます。そうすることで、例えば、本来は遅延時間が30msecあった場合に、10msecにすることができます。

    ※このモニター音の遅延時間は自動計測で適正な値に設定されます。最大値は20msecです。

    もちろん、この方法は「20msec早く演奏する」という特殊な演奏を強いるやり方です。難しいと思われるかもしれませんが、一部の楽器(アコースティックドラムなど)以外では、それなりに適応できることが分かっています。また、生音が聞こえないように、ヘッドフォンでモニターするのもコツです。

    この方法を利用する場合は、オーディオインターフェースのダイレクトモニタリング機能(演奏音を遅れなく直に聴く仕組み)はオフにしてください。設定方法はオーディオインターフェースのマニュアル等をご確認ください。
    WindowsでASIOドライバを利用している場合、SYNCROOMの初期設定では『モニタリングする(遅延あり)』になっています。
    (WindowsでWASAPIやDirectSoundを使う場合は、この機能は使用できません。)

    ただし、歌の場合には、このモニター音に遅延を入れることによって歌い辛くなることがあるかもしれません。その場合は、『設定』の『入力のモニタリング』を『モニタリングしない』か『モニタリングする(遅延なし)』を選択してください。
  4. リズムキープを意識しましょう。
    遅延を完全に無くすことはできないため、お互いが相手の音に合わせるとどうしても曲全体に遅れが生じます。ネットワーク越しにセッションをする場合には通常よりも意識的にリズムをキープすることが必要となります。特に、リズムパートでは意識的にリズムキープをすることが必要となるでしょう。 また、曲のテンポが速いほど遅延が気になります。曲選択にも配慮してみてください。

画面の機能について詳しく教えてください。

こちらのマニュアルを参照してください。

SYNCROOMの音質性能を教えてください。

最高音質は 48kHz 16bit です。
ただし、低遅延を実現するためにデジタル信号の同期処理はされておらず常にデータ補間処理が行われています。インターネットの回線では一定間隔でのデータ受信ができないことがあり補間が間に合わずピッチ変調のようなノイズが発生することがあります。

モバイル版でも遅延時間を調整できますか。

モバイル版では遅延時間は自動で調整されるため、手動で変更することはできません。

参加者のオーディオ設定が異なる場合はどうなりますか。

繋がっている人同士で設定が低い側に強制的に合わされます。
以下の例を参考にしてください。
 Aさん 高音質
 Bさん 標準
 Cさん 帯域優先
の場合、AさんとBさんは標準、AさんとCさんは帯域優先、BさんとCさんは帯域優先で繋がります。

ルーム内の相手が録音をしていることを知ることはできますか。

録音を開始したユーザーのアイコンは『録音中』の表示に切り替わるため、ルーム内のメンバー全員が確認できます。

SYNCROOMで録音したデータはどこに保存されますか。

Android端末の場合は、端末内のミュージックフォルダ内に「SYNCROOM_REC」フォルダが作成され、その中に保存されます。

最大録音時間を教えてください。

1回の録音で約3時間まで録音できます(最大2GB)。ただし、端末のストレージの空き容量が少ない場合は、これより短くなることがあります。

SYNCROOMトラブルシューティング

接続できません。

SYNCROOMで接続できない場合、以下のような原因が考えられます。

  1. 「サーバーに接続できませんでした。」「サーバーとの通信がタイムアウトしました。ネットワーク接続を確認してください。」と表示される
    ルーム管理サーバーに接続ができていない状態です。この場合、下記をご確認ください。
    • ネットワークに正常に繋がっているかをご確認ください。
    • お使いのPCで動作しているセキュリティソフトやファイヤーウォールのアプリケーションで、SYNCROOMの接続がブロックされている可能性があります。念のため、そちらの設定もご確認ください。
  2. ルームに入室後、ルーム一覧画面に戻されてしまう
    ルームには接続できましたが、同じルームに入室しているはずの他のメンバーとの接続で問題が発生している状態です。この場合、下記をご確認ください。
    • 一部のインターネットマンションや、一部のルータでは、SYNCROOMで他のユーザーと接続できない可能性があることを確認しています。
    • 詳細は、FAQ『SYNCROOMが使えない条件を教えてください』をご参照ください。
    • プロバイダによるセキュリティ等の設定で接続が出来ない可能性があります。
    • お使いのPCで動作しているセキュリティソフトやファイヤーウォールのアプリケーションによって、SYNCROOMでの通信がブロックされている可能性があります。念のため、そちらの設定もご確認ください。
    • 通信帯域が不足している場合に、サーバーとの接続が途中で切断されることがあります。音質設定を下げることで接続できるようになる可能性があります。
  3. ルームに接続してセッションができる場合と、ルームに接続できない場合がある
    • 無線LANの再接続、ルーターの再起動、機内モードのON/OFF等で回線を接続し直すことで、改善する場合があります。
    • 時間帯によっては回線が混雑している場合があります。その場合は、しばらく時間を空けてからお試しください。
    • 通信帯域が不足している場合に接続できないことがあります。その場合、『設定』の『基本音質設定』を『帯域優先』などにして音質を下げることで、接続できるようになる可能性があります。
    • 一部のルーターでは、短時間で多数の接続・切断を繰り返し行うと、接続できなくなることがあります。この場合は、しばらく時間が経つと元の状態に復帰し、接続できるようになります。
    • 「IPv6 IPoE」上で「IPv4」の通信を行う(「IPv4 over IPv6」)サービスで接続しているメンバーと、「IPv4」の回線で接続しているメンバーが同じルームに入ると、接続に失敗して切断されることがあります。(接続できない組み合わせの場合、後から入ったメンバーが切断されます。また、常に接続できないわけではなく、タイミングなどによっては接続できることもあります。)
    • 「IPv6 IPoE」に対応した回線をお使いの場合、「IPv4」の接続は「IPv4 over IPv6」サービスではなく、「IPv4 PPPoE」での接続を推奨します。FAQ『どの回線で使用できますか』もご参照ください。
    • 「IPv4」での接続の場合、お使いのルータで「UPnP」が有効になっているかをご確認ください。
    • ひとつのグローバルIPv4アドレスを共有するサービス(マンション全体で回線を共有するサービス等)では、ネットワークの使用状況や共有ルーターの設定などによって、接続できないことがあります。

ハウリングがおきます。

対策としては以下の方法があります。

  • ヘッドフォンを利用する
  • デバイスの設定>詳細設定>入力モニターを『モニタリングしない』にする
  • デバイスのボリューム設定を下げる、またはミュートする

相手の音が聞こえません。

以下をご確認ください。

  • 相手のMy Setting > Volumeの音量が小さすぎる可能性があります。
  • 相手のアイコンの位置が、自分アイコンの位置から遠すぎる可能性があります。
  • 相手のアイコンがミュート状態になっている可能性があります。

自分の音が聞こえません。

デバイスの設定>詳細設定>入力モニターが『モニタリングしない』になっている可能性があります。

音が乱れてしまいます。

音が乱れる(途切れる、ノイズが入るなど)理由には以下のような原因が考えられます。

  • 通信帯域が不足しているかもしれません。その場合はデバイスの設定>詳細設定>基本音質を『帯域優先』にし、音質を下げることで改善する場合があります。
    (音質設定は、遅延時間に直接的には影響しません。)
  • インターネットの通信が不安定な状況かもしれません。その場合はしばらく時間を空けてからお試しください。
  • 端末によっては性能限界が考えられます。当社で動作確認を行っている端末はこちらに掲載されている情報をご確認ください。

『デバイスの開始に失敗しました。』 という表示が出ます。

  • アプリにマイク使用の権限がない可能性があります。端末の設定をご確認ください。
  • USB端子にSYNCROOMで対応していない機器を接続している可能性があります。

相手に、自分の音量が大きすぎる(小さすぎる)と言われます。

まずはルーム内の全員が自分に適した音量に設定してください。その後、各自で相手のアイコンを動かし、音量バランスを調節してください。
音量の設定方法は以下のとおりです。

  • ルーム内のMy Setting > Volume でマイクのボリュームを調節できます。
  • オーディオプレイヤーのボリューム設定でメトロノームおよび再生音源の音量を調節できます。
  • 相手の音量は自分のアイコンとの距離で調節できます。

録音ができません。

以下をご確認ください。

  • 端末のストレージの空きがない可能性があります。
  • アプリにストレージへのアクセス権限がない可能性があります。端末の設定をご確認ください。
  • 入室中のユーザーがオーディオファイルを再生中の場合には録音はできません。