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【お知らせ】ヤマハの公式オンライン遠隔合奏サービス「SYNCROOM」ついに公開！

2020 / 06 / 29

ヤマハ株式会社は、研究開発アプリケーションとしてサービスを継続してまいりました、「NETDUETTO β」「NETDUETTO β2」を刷新し、公式オンライン遠隔合奏サービス「SYNCROOM」を公開いたしました。

「SYNCROOM」は、インターネット回線を介して遠隔地間の音楽合奏を実現し、複数のユーザー同士（最大5拠点）でオンラインセッションが楽しめるサービスです。インターネット回線に繋がったご自宅などのパソコンにアプリケーションをインストールし、ユーザー登録を行うことで、合奏に適したさまざまな機能を利用してオンラインセッションを無料で楽しむことができます。

当社では、「演奏者同士が同じ場所に居ないと成立しなかった音楽セッションを、どこに居ても気軽に楽しめるようにしたい」という想いから、ネットワーク越しの遠隔地間で実現させる技術の研究開発を始めました。

2011年に実証実験サービスとして「NETDUETTO β v1.0.0」を配布開始以来、「ニコ生セッション♪」での連携や、ルーム一覧機能を活用して様々なコラボレーションが生まれるなど、多くの場面でネットワーク越しの音楽セッションの文化を広げていくことができました。イベント等においても「NETDUETTO」を活用した取り組みをご紹介する機会に恵まれ、ご来場いただいた多くのお客様に可能性を感じていただくこともできました。ユーザーの皆さまからは「NETDUETTOでの演奏がとても楽しい！」「もっとこういう機能が欲しい！」などのたくさんの貴重なご意見もいただき、皆さまの温かいご支援のもと、晴れてこの度、「SYNCROOM」としてリニューアルオープンを実現することができました。これまで「NETDUETTO」のご愛顧を賜り、心より感謝申し上げます。

「SYNCROOM」というサービス名称は、「同時にハーモニーを楽しめる空間」という意味を込めて名付けました。ネットワークの向こう側に居る人とも、まるで同じ空間にいるかのように呼吸を合わせながらセッションする愉しさをご体感いただき、ユーザーの皆さまとともに「遠隔演奏」の文化をさらに盛り上げていきたいと思っております。
今後も多くのお客様に、当社のアプリケーションをご活用いただけますことを願っております。

■「NETDUETTO β2」と「SYNCROOM」の違い

「SYNCROOM」では、従来の「NETDUETTO β2」の機能に、「メトロノーム機能」、「録音機能」、「リバーブ機能」が新たに追加されました。また、「SYNCROOM」では、「ヤマハオンラインメンバー　コンテンツサービス」へのご登録（無料）が必須となります。アプリケーションの初回起動時にご登録画面が表示されますので、ご利用の際はお手続きをお願いいたします。

■「SYNCROOM」のご利用推奨環境

「SYNCROOM」をご利用の際は、最新バージョンの対応端末および対応OSをご確認ください。また、音の遅延には、アプリケーションの設定と、ご利用されるネットワーク回線やオーディオデバイス等の条件が大きく影響します。高速のネットワーク回線（光回線のご利用、有線LANでの接続等）と、ASIOドライバ対応のオーディオインターフェースのご利用を推奨しております。
詳細につきましては、SYNCROOM マニュアルSYNCROOM マニュアルとFAQFAQも併せてご確認ください。

※Android版「SYNCROOM β」は公式サービスではなく、当社が研究開発テーマとして取り組んでいるノーサポートのβ版サービスです。